「歯ぎしり」「噛みしめ」についての情報です。ぜひご覧ください。
インプラントに関するQ&Aについてはこちらをご覧ください。

よくある質問 Part2

歯周病について

歯周病とは?
日本の成人10人に8人は歯周病にかかっていると言われています。歯肉に炎症が起き、放置しておくと出血・膿がでたり、口臭がひどくなったりし、最後には歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気、それが歯周病です。最近ではTVなどでも話題になった研究で心臓病(心筋梗塞)等を引き起こす危険もある事が認められています。
歯周病には口の中だけに原因がある場合と、全身の状態が関係する場合とがあります。
 原因はどちらか一方のこともあるし、両方のこともありますが、歯周病のおもな原因は口の中にあります。

歯肉炎について
炎症が歯肉だけにとどまっているもので、歯肉が赤くはれて、歯ブラシなどによるわずかな刺激で出血します。歯のまわりだけに原因がある単純性歯肉炎と、全身の影響や口呼吸などと関係のある複雑性歯肉炎があります。
 まれに、からだが衰弱したときに全体の歯肉が痛んではれ、同時に口内炎も合併する急性壊死性潰瘍性歯肉口内炎など特殊な歯肉炎もあります。

慢性辺縁性歯周炎について
歯肉だけでなく、歯周組織にまで炎症が及んだものです。はじめは歯肉から出血しやすくなる程度ですが、だんだんと進行すると歯周ポケットが深くなり、歯肉を押すとうみが出るようになり、口臭も出るようになります。
 歯肉はおとろえて歯の根が出てきます。歯槽骨は吸収されて歯がゆるみます。歯が移動したり、かみにくくなって、噛んだときに浮いた感じがするようになります。放っておくとついには歯が抜けてしまいます。からだの抵抗力が弱いときには急性化して赤くはれて、痛み、化膿します(急性歯周組織炎)。

若年性歯周炎について
20歳以下の若い人に起きる歯周炎です。赤くはれたりしないのに、いつのまにか歯周ポケットが深くなり、歯槽骨が吸収されて、歯がグラグラになってしまう病気です。からだの抵抗力が弱ったときに特殊な細菌によって起きるものではないかと考えられています。

歯周病の原因について
成人が歯を失う原因で一番多いのは、プラーク(歯垢)がたまって起こる歯周病です。
 プラークは、糖尿病などの全身の病気や喫煙などの生活習慣病が歯周病を引き起こしたり悪化させる原因にもなっています。細菌からできているネバネバとした薄いプラークは次第に堅くなって歯石となります。こうなると専門家以外では簡単に取り除けません。
 間違った歯磨きをしていたり、歯医者さんにあまり通わないとプラークや歯石がたまります。特に清掃しづらい所にたまっているのですが、これが感染を招き、次第に歯を支持している組織を破壊し、歯の周囲にポケット(歯と歯肉の隙間)ができます。
 ポケットを清潔に維持する事は非常にむずかしく、ポケットはさらに深くなっていきます。
 そのまま放置しておくと、ついには歯が抜けて、入れ歯や人工歯根(インプラント)などの治療が必要となる場合が多くあります。
 健康な歯では、歯とその周りの骨を結びつけている健康な繊維(歯根膜)がありますが、歯周病では歯の周りの繊維(歯根膜)や骨の破壊が起きています。

矯正治療について

歯並びが悪いとどんな影響がありますか?
すべての人にあてはまる訳ではありませんが、歯並びが悪いと、主に以下のような影響がでることがあります。
●ブラッシングしづらいために虫歯や歯周病になりやすい。
●噛み合わせが悪いため、上手く噛めない。そのために胃腸障害がおこる。
●顎の成長、顔の形にも影響する。
●歯並びが悪いことによる、口元へのコンプレックス。
●発音がしづらい。

どんな時に歯を抜かなければならないですか?
できるだけ歯を抜かない方針で治療していますが、慎重な検査と診断によって以下の場合には抜歯を必要とする場合もあります。
●骨の大きさと歯の大きさがアンバランスで、歯が重なって並んでいる場合
●上または下、または上下共の歯が前に飛び出している場合
 (出っ歯や受け口、上下顎前突の場合)
●上下の奥歯の噛み合わせが前後または左右にズレている場合

治療期間はどれくらいですか?
症状にもよりますが、一般的な治療期間の目安としては月に1回程度の通院で約1年半〜2年半くらいかかります。

保険はききますか?
自費診療になります。

矯正をはじめるのに適した時期は?
治療をはじめる最良の時期は、その症状や年齢によっていろいろです。また、同じ年齢 でも、歯やあごの発育の状態によって、治療期間や内容は違ってきます。必ずしも永久歯が生えそろってからでなければ矯正治療はできないということではなく、乳歯の頃から治療した方がいい場合もあります。矯正治療をはじめるベストの時期は矯正の専門医のところで、診察・精密検査などを受けて決められます。ですから、歯ならびがよくない…と思われたときは、とりあえずかかりつけの歯医者さんか、矯正の専門医にご相談のうえ、診察をうけましょう。

矯正治療は大人でもできますか?
歯を動かすには歯の周りの骨や歯茎の健康が重要です。ですので、歯の周りの骨や歯茎が健康であれば、年齢に関係なくどなたでも治療を受けることができます。